レクリエーション機能訓練

特別な器械は必要ありません

~大切なのは目的と根拠をしっかり持ち、ひとりひとりが自ら進んで継続できるよう、人と関わり楽しんで、声を出し、笑うこと。~

一般的に分けがちですが、『本来、心や体の元気を回復させることを目的としている【レクリエーション】と身体機能を維持回復させるための【機能訓練】の共通項は多いのではないか⁉』『楽しくレクリエーションをしながら機能訓練ができる【レクリエーション+機能訓練】があれば【心と身体】を同時に元気にすることができるのではないか⁉』(そもそも分けて考えることに無理がある??)そんな思いから、デイサービスmsカンパニーではデイクルー全員で日々、専門職を中心に個々のご利用者の状態評価や分析を行い、より楽しみ、より心身機能の維持・回復をして頂けるよう、試行錯誤しながら【レクリエーション機能訓練】を実施しています。 ※必要に応じ、立位挙動の訓練や歩行訓練なども行います。

例1:足を使ってボールを運ぼう

内容

横に並んで座り、足の上にボールを乗せ、手を使わず、落とさず横の人にボールを渡しゴールまで運ぶ。(ゴールまでの時間を競う。または、輪になって「何周まわる」など目標を持たせるなどする)

ねらい

  • 両足を同時に挙げることにより、腹筋群・腸腰筋群・内転筋群・臀筋群・広背筋・大腿四頭筋の協調運動と筋力強化を行う。
  • 膝を伸展させることにより、膝の疼痛軽減が期待できる。
  • ボールを渡す際、自然と足首が動く為、足首の可動性維持・向上が期待できる。
  • スピードを上げていくことで瞬発力の強化が期待できる。
  • ご利用者同士の自発的な声の掛け合いがあり、連携をするためコミュニケーションの推進になる。
  • 連帯感をもって達成感を共有し、成功・失敗に大いに笑うことで気分転換や免疫力の向上が期待できる。

例2:息を合わせてボールを飛ばそう

内容

二人一組で向かい合わせに座り、タオルの両端を持ちタオルでボールを飛ばし、キャッチする。(横並びでキャッチボールやゴール(籠)を目指して飛ばす)

ねらい

  • タオルを離さずに持つため指の力(握力)の強化ができる。
  • ボールを飛ばすために、上腕二頭筋の強化につながる。
  • ボールを的確に飛ばすために方・手首・肘の柔軟性と協調運動の向上が期待できる。
  • 一連の動作で上肢を揺らすため下肢筋力と体幹の強化ができる。
  • ご利用者同士の自発的な声の掛け合いがあり、連携をするためコミュニケーションの推進になる。
  • 連帯感をもって達成感を共有し、成功・失敗に大いに笑うことで気分転換や免疫力の向上が期待できる。
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