『必然』か『偶然』、『白』か『黒』ではなく私の持論で言うところの『たまたま』と言う物事が毎日毎時常に起こり続けています。過去を振り返ってみると、ゴリゴリの営業会社での営業経験や複数の介護事業所の運営や介護事業経営の知識と経験を頂いたことは、わかりやすく現在の起業に直結しています。一方でその内容を思い返せば『良いこと』も『悪いこと』も驚くほど沢山のできごとがありました。
例えば、
①チンピラ風情と事業所職員との度重なるトラブルで収集がつかなくなり対応に出て行った際に1時間以上何人かに囲まれ「会社潰すぞ!」「殺すぞ!」などと恫喝された。
その当時「なんでこんなトラブルになるまで事業所管理者は報告して来なかったんだ⁉」「部門長は何をしているんだ⁉」「って言うか、なんで私⁉」と思っていた気がします。
②社長が独自に採用した職員から「話が違う!」と訴えられ労務紛争になったときに会社代表に指名され神戸地裁などで対応した。
その当時「なんで、私⁉人事か総務の仕事じゃないの⁉そもそも社長がつくったトラブルでは⁉」と思いつつ、初めての裁判所でなんか変なテンションになっていた気がします。
③会社で新聞沙汰になるほどの死亡事故が起こり実質責任者として対応した。
その当時「こう言う、はじめての大きな事故こそ、率先垂範で会社の社長が対応し再発防止の教訓にすべきではないのか⁉」と憤然と緊急会議で言い放った気がします。
(ちなみに、①~③の頃は、売上10億円規模の介護事業を運営する会社の営業と事業開発、業務改善を主幹する部署の部長でした。)
などなど、その当時はネガティブな感情で、何だったら体調も崩すほど辛い事もあり、全くポジティブにとらえられなかったことも、『百聞は一見(一考・一行・一果)にしかず』といったところで、貴重な経験として私の中の基本や教訓として活きています。語弊があるかもわかりませんが、今思うと「その時だからこそ体験できたこと」「その時じゃないと安全に経験できなかったこと」ばかりで『たまたま』ですが『必要な時に必要なことが起こっている』と感じられるようになりました。
※初めに『良いこと』も『悪いこと』もと書いたのは、同じ出来事ですが捉え方が変わったためです。